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華につく虫

何の変哲もない毎日、ただ普通に働いてただ普通に家に帰って。
特に刺激が欲しいとは思えない、平穏が一番のはずなんだ。
はずだったんだ。
その色にであってしまったのは、会社帰りの灰色の景色の中。
ふらふらと歩みをすすめ、家路を急ぐ僕の前に現れた君はこの世界の何よりも美しかった。
輝く黒髪、淡い青色に光る瞳陶器のように白い肌。紅色の唇が僕を見て笑う。
極彩色のような君に、僕は一瞬で心を惹かれた。
それが全てのおしまいだった。ちっぽけな僕の人生の虹に輝く終わり。

R15

小説情報 短編 怖い:0 ID:293129スペアキー

ねがいごと

【今日はありがとう。楽しかったよ】

                 (既読)【こちらこそ!】
       (既読)【また来年も一緒に来ようね!】

【でも、あの噂って本当なのかな?】

                  (既読)【噂って…?】

【8月13日の深夜0時にお参りすると】
【その時お参りした人のうち、】
【誰か一人だけの願いが必ず叶う】
【っていうヤツ】

               (既読)【ああ、それね笑】
            (既読)【なんか、本当らしいよ】

【そうなの??】

                       (既読)【うん】
         (既読)【去年、私の先輩の友達が、】
         (既読)【弟の病気が治りますように】
              (既読)【ってお願いしたら、】
          (既読)【ホントに治ったんだって!】

【すごいね!!】
【でもさ、今日神社にいたのって】
【ウチらだけだったよね笑】

                 (既読)【たしかにwww】
      (既読)【じゃあ、1/2で願い叶うじゃん笑】

【沙耶は何お願いしたの?】

                     (既読)【えーw】
         (既読)【恥ずかしいから秘密ーww】
       (既読)【麻衣は何お願いしたのさー?】

【私も秘密ーww】

    (既読)【わかった。松下くんの事でしょ?笑】

【違うよw】
【私は、】
【死ぬまで沙耶と一緒にいたいです】
【ってお願いした(ドヤ】

                 (既読)【照れるわー】

【だろ?笑】

               (既読)【でも私のほうが】
      (既読)【もっと凄いお願いしたから!笑】

Line 女子高生 麻衣 沙耶 神社 噂

小説情報 短編 怖い:18 ID:309212めたらしだんご

夏に紡がれた甘いホラー

 ぼくは、きみに出会う――それは定められたことなのだろう。恋に落ちるのも、愛を囁くのも。
 すべては決まったレールの上をなぞるかのごとく、自然で当然なことなのだろう。
 けれどぼくは、きみほど真摯ではない……いや、ぼくはきみとは、根本から違っていた。
 だからぼくは、きみの想いに答え続けるわけにはいかない。それがどんなに甘い誘いであったとしても、当然の義務のようにぼくはきみと一緒になることはしないのだ。
 それは、今でも同じこと。
 すべてが終わり、すべてを思い出した今だから言える。
 ぼくはきみのために、全てを擲つことはできなかった。
 それでも、ぼくはきみを、世界で一番愛している。
 きみのわがままも、執念も、全てをひっくるめて世界で一番愛している。
 きみはぼくのすべてなのだ――そのことを知るのは、いつも手遅れになってからだった。
 それでもいつも、笑ってぼくを愛してくれるきみが、やはり誰よりも好きだった。

 これは、ホラーというにはあまりに甘く、恋愛というにはあまりに狂った、優しい奇跡の物語。

恋愛 終末 夏 肝試し 固有名詞なし

小説情報 短編 怖い:1 ID:295100アーティ

深夜ラジオ

DJ端貫木の提供する深夜ラジオ『ミッドナイトランデブー』へようこそ! 今日もS放送局の第四スタジオから三〇分間、みなさんに耳寄りな情報をお届けします。今週は、夏の納涼企画として、リスナーのみんなからメールでもらった『怖い話』を五夜連続で紹介するよ。題して『夏のホラー二〇一三』!
お送りする予定は『火事の夢』『山のおじさん』『みのるさん』『なぜ自殺したのに化けて出るの?』『少年の妖怪』の五編。すべて実話だから心して聞いてくれよな。
それじゃあ開始までもうちょっとお待ちください。放送は八月六日午後一〇時の予定。え? 深夜ラジオなのに放送が早すぎる? そこは本来のこの企画との兼ね合いがあってね。あんまり夜中だと、ホラーだけに怖がって読んでもらえないじゃないか。

実話怪談 連夜投稿

小説情報 連載(全6部) 怖い:304 ID:186484小春日和

人間である事

 この世の中で一番恐ろしいモノを知っているかい。きっと誰かは“人間”と答えるだろう。私はそれを否定もしないし、肯定もしない。だって私も“人間”だから。肯定したら私も、その人間にとって“恐ろしいモノ”になってしまうだろうから、それはちょっとね。
 だが、人間程我の強いモノは無いという事は認める事にしよう。なんせ私は、我が強いから。
 そして、君に私がどの様に見えるのか、興味がある。言葉の意味が分からないなら、それで良い。君の真実は、君の“眼”にしか映らないから。信じる信じないは、また別口だけれどね。
 総評すればそうだな、これだから人間は止められない、だろうか。

R15 残酷な描写あり 学校

小説情報 短編 怖い:0 ID:312723速水 流

向こう側

地元・青森から東京の大学に進学し、少し街から外れたアパートに一人暮らしを始めた私――橋本遥は、アルバイトもそこそこに、夢だった心理学を専攻する日々を送っていました。友人も出来て、バイトの初任給と貯金を合わせて買ったスマホを片手に、都会での生活を満喫していた私。だけど、そんな平穏な毎日が、ある日を境に崩れ始めることになるのです。きっかけは、とてもささいな――イタズラの様な、本当にささいなことのはずでした……。

小説情報 短編 怖い:28 ID:144830王生らてぃ

いじめ、たい

 ”僕”は日常的に、いじめを受けていた。閉塞感。誰も助けてくれない世界。”いじめられっ子”というキャラ付け、役割だけで、その酷い虐待が許されてしまう。
 ”僕”はそのうちに、死を意識し始める。ところが、そんな中、ある日、アキラ君という奇妙な男生徒が転校してくるのだった。そして彼は、何故か”僕”といじめっ子達に向けて、いじめられ役を代ろうと言ってきたのだった。
 その言葉通りにいじめっ子達は、彼をいじめ始めたのだけど、様子が明らかにおかしくなっていって…

社会問題

小説情報 短編 怖い:14 ID:34969百(難しい童話)

マジックジュエル

…ある質問をすると皆さん大半の人がこう答えるだろう。

 「願いを叶えてもらいたい!!」

そんな思いに応えてくれるお店が薄暗い森の奥に一軒建っていた。
『願いの叶う宝石屋 ダイヤモンド・ジュエリー』
このお店には、願いが叶う不思議な宝石が売られている。
だが、買うために必要なものがまさかの―――!

おや、今日もまた願いを叶えてもらおうと一人のお客様がお店に入っていきました。
このお店に入ったお客様の様子はいつも同じような反応でした。
入っていったときはとても不安そうで、出てきたときは笑顔で。
でも数日後では、その笑顔さえ見れなくなりました。
さて、それは何故でしょう。その答えは、物語をご覧ください。

きっと、答えが書いてあるはずですから…。

小説情報 連載(全2部) 怖い:0 ID:322939ユラン

電子兎が飛び跳ねると地球がヤバイ (完結)


 最低でも一家に一つ、理想は一人に一匹。
 側に置いておくだけでも色々と便利な存在だし、話し相手にもなってくれる。
 何よりも側にコイツが居てくれるだけで心が和むんだ。
 そんな、みんな大好きな電子ペットことサポートAIの白色メイド兎なピーターが、ある日、突然、おかしなことを言い出した。

『君のお陰で“仮初”の存在だった私は、ようやく“本物”になれた。感謝している』

 訳が分からずに絶句したまま、ただ混乱を深めていくしかない僕と、嬉しさを爆発させて(無表情な兎の顔のままで)ピョンピョン飛んではしゃぎ回っているピーター。
 そんな僕とピーターの一人と一匹の間にだけ起きているのだろうとばかり思っていた、この奇妙奇天烈な出来事は、どうやら人類全体の未来に関わるなんて代物だったらしい。

『君は未来を選択しなければならない。……さあ、どうする?』

 どうするって……。こんなの、どうすりゃいいんだよ……。

近未来 人工知能 電脳世界 オリジナル SF要素あり クオリア AI(愛)がテーマ コズミック どこが? ある意味 きっと って何だっけ?

小説情報 連載(全4部) 怖い:0 ID:127203雪之丞

妄想(キャンプ)

キャンプ

この単語を聞いただけで、想像力の豊かな私は色々なことを思い浮かべる

熊の襲撃・殺人事件・心霊現象・怪奇現象

とてもよろしくないことばかりだが、身の毛のよだつものばかりが勝手に頭の中に思い浮かんでしまうのだから仕方がない

決して、望んで思い浮かべいるわけではない

恋人と行くキャンプや、友人と行くようなキャンプではなく、家族で行くキャンプだから、ちょっと気が沈んでいてそういうことばかり思い浮かんでくるのだ

山にあるキャンプ場で、私たちは2泊3日を満喫する。はずなのだが

相変わらず父の運転する車は無言で重苦しい空気が漂う

隣で座っている姉も窓の外を見てふんぞり返っているし、助手席にいる母は微妙な顔をして私たちを見ていた。

別に、最初からこんなに空気は悪くなっていなかった。

このようになった原因は、何気ない僕の一言のせいなのだ。


『そういえばオカルト誌に載ってたんだけど、これから行くキャンプ場って結構出るらしいんだよ』


なんでも、そこの近くに旧日本軍の秘密の部隊の研究所があったみたいで、人体実験が行われていたそうなのだとか

残酷な描写あり

小説情報 短編 怖い:1 ID:173549Шанку

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